Do As Infinity 解散

かなりショックだ。自民党が大勝してしまったことと同じくらいショックだ。こういうと、解散はそんなにショックでないのかなと思う人もいるかもしれないけど自民党が大勝したことはいろんな意味で悲しい出来事です。核戦争がおこるか、家族がなくならない限りは今年の僕にとって悲しい出来事ベスト1はこの二つが争うことになるでしょう。明るい未来が見えてこない。2,3年のうちに日本を捨てて出て行くことも考えとかないとかも知れない。なーんて。

今日は夕刊フジみたいに書いてみる。だからあんまり真に受けないで欲しい。
ショックではあったけど覚悟はしてた。予兆はいろんなとこであった。6周年なんていう中途半端な時期にだされるベスト盤。最新シングルはそれぞれの道(TAO)へ旅立つという内容の歌。カップリングもファーストアルバム1曲目への回帰。亮君の作ったバンド「ミサイルイノベーション」、長尾氏全面プロデュースのグループの活動の本格化。fantaと行ったライブでの伴ちゃんのいまいち乗り切れていない表情。権太坂の住人と行ったときのMCでの二人のちょっとしたすれ違い。そんなとこから感じられてはいた。解散の理由としてやりたい音楽のジャンルの違いってのもあったのかもしれない。公には次のステップを目指した結果とも言っている。
でも僕は、それよりも音楽を通して僕達に何を伝えたいのかっていうところとか、人生観にすれ違いが原因にあるように思える。分岐点となったのは、GATES OF HEAVENかな。これを出した時期ってのはテロもあったりで、アルバムに含まれる楽曲の中に平和をテーマにした曲がいっぱいあった。これは結構自然な流れで二人とも真剣にそういうものをテーマにしてアルバムを作りたいと思っていたと思う。でも次のアルバムでも、同じようなテーマになってしまった。そこがよくなかったんだと思う。亮君は別のユニットを組んでそっちで結構好きにやれていたからそんなに抵抗がなかったかもしれないけど、伴ちゃんとしては結構抵抗があってドゥーアズがそういうグループだっていうイメージ植えつけたくないと思っていたり、ライブでしんみりするような部分を作りたくなかったんだと思う。今回のtourでは平和をテーマにした曲を3曲続けてやったのだけどそのあとは伴ちゃんはかなり無理して盛り上げようとしてるようにみえた。次の曲がアップテンポの曲ってのもあったのかもしれない。それを加味しても早くこの雰囲気から抜け出したいっていう雰囲気が感じられた。今回のtourのMCで私はみんながライブに来たり私達の曲を聴いた時にみんなから元気が出たとか、やる気が出たって言ってもらえると凄くうれしいというようなことを言っていたのだけど、あくまで伴ちゃんはDo As Infinity として平和ではなくこういうものを伝えていきたかったのだと思う。それに平和に対する考え方も二人の中で違っていたんだと思う。亮君はみんなが国とかそういう複雑なことを考えずに個に帰っていけば戦争とかテロとかそういう悲しい出来事は起こらないんでないかって言ってた。個に戻ることが大事と。最新アルバムでは亮君のそういう意見が反映された作品になってたわけだけども。ライブで、亮君がそう言ったあとに伴ちゃんがみんなが思いやりを持って生きていけばいいんだと思うっていうことを言っていたのが印象的。個に返るとは正反対のことを言ってた。個に返って僕はこの人が好きだ。好きな人を悲しませたくない。だから戦争なんて行きたくないししたくないっていう図式なんだと思うんだけど。一理あるとは思う。実際戦争が始まったら徴兵される前に僕は間違いなく家族海外に逃げます(家族がいれば)。あと、いろんなしがらみを考えるからそれをなくそうとして暴力的な行動を取っちゃうと言うことなのかな。でも、自分のことだけを考えてたらやっぱり他人を傷つけることになるんでないかとおもうんよね。僕は伴ちゃんと一緒で他人の痛みとか悲しみを感じるための思いやりが一番必要なんだと思う。いろんなすれ違いがあったのだろうなと勝手に推測してしまいました。
解散はやっぱり悲しい。あのライブの楽しさって言うのはやっぱり亮君あったればこそだと思うし。もうその楽しさを味わえないのかと思うと・・・。いろんな推測はしてしまったけどそれでもあったかいグループだったと思う。最後のライブ行けるといいなぁ。